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Thu, Apr 28, 2005

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April 28, 2005


OP-ED CONTRIBUTOR

By PU ZHIQIANG


 1989年6月4日。世界のカメラが北京で非武装抗議者らの虐殺を記録し、中国政府の醜態をさらけ出してからというもの、春は中国政治においてひとつの敏感な節目となっている。その手の市民デモは、いかに凶悪であろうとも常に制圧されてきたのである。そうした人々が、日本の戦時中についてや、教科書がそうした歴史と正直に向き合おうとしないこと、および彼らが国連安全保障理事会への新規加入を提案していることについて、中国各都市の街頭で抗議をしているというのであれば、それは確かにニュースだ。


 もちろん、これらの抗議者達の根本的性質は、1989年のデモにおけるそれとは異なる。何しろ彼らは当局の暗黙の了解などとは縁遠かったのだから。今回の抗議者達が負った実質的リスクはゼロであり、結果への懸念もまたゼロに近かった。ただ、抗議者が政府に処罰されようとも、怒りを炸裂させる滅多にない機会にと、なおも彼らは中国人民を勧誘するのである。


 もし真実が語るのなら、中国と日本は共通するものが多い。中国は日本の欠点をもたくさん共有しているほか、そのうち価値ある強みのいくつかは未だもって制するに至らない。


 我々中国人は、第二次大戦における日本の犯罪に憤慨させられる。 ―中国人に“慰安婦”として性的隷属を強要し、1937年の南京における非武装市民大虐殺、そして生物戦の実験。― 日本がこうした記録を彼らの博物館や教科書において歪曲したり取り繕っているとなると、それは我々の憤りをさらに倍増させる。しかし我々が、われわれ自身を誠実に見つめたなら、 ―中国の歴史を通して撒き散らしてきた大虐殺と侵略、あるいはまさしく先におけるデモ鎮圧― なおかつ、日本の軍事活動と、そうした我らが兵士の振る舞いを比べてみたならば、それらは日本から見て威厳ある中国とは合致しないのである。


 こうした対比が私につきまとう。私が日本の収容キャンプでの強制労働について考えたとき、私には、中国の強制労働キャンプ、さらには、安全でないと皆が知りながら、再び入坑するよう強要され、その際命を落とした坑夫たちの事が思い出される。昨今の中国貧民*1の権利は、日本の占領下における哀れな“植民地奴隷”*2の頃よりも、本当によりよく守られていると云えるのだろうか?南京で大虐殺があったというが、16年前の北京での非武装市民殺害もまた、大虐殺ではないのか?その教科書において、歴史を覆い隠そうとする日本の不出来なもくろみが、途切れ途切れに省かれ、偏向された中国の教科書のほら話と比べ、如何ばかり酷いというのか?


 中国の教科書では、2000万~5000万人もの中国農村部の人民*3を飢餓に導き、現在では毛沢東による軽率な経済政策の破滅的な失敗とされる、1950年末期の大躍進*4がどうであったかという話を除外している。本当に知る者はほとんど居ない。そしてまた、1950年代の“反革命主義者”鎮圧のための軍事行動、1960年代の文化大革命、あるいは1989年の北京大虐殺*5において、どれほど殺されたのかなどという事は、我々は知る(よし)もない。それでも我々は、保って日本は南京における死者30万人に断固責任があるとする。我々が信頼する数とは、誰が殺したかによって算出されるものなのだろうか?


 中国、日本ともにそれぞれ責任がある*6のだが、同時に重要な相違もある。“慰安婦”およびその他の日本が傷つけ侮辱したとされる人々は、日本の政府や大企業、いずれをも訴える事ができ、なおかつそれは日本または中国、どちらの法廷においても可能である。東京では、デモをやらんとする日本人が叫んでいる。「打倒日本軍国主義!」

China and Japan both have blood on their hands, but they have important differences as well. Comfort women and others whom Japan has injured or insulted can sue either Japan's government or its big companies, and they can do this in either Japanese or Chinese courts. Japanese who want to can demonstrate in Tokyo shouting "Down with Japanese militarism!"*


 それらの事が中国においては実に異なる。死亡した坑夫の遺族へわずかな補償でも、与えるかどうか決定を下すのは中国政府である。通常、労働者や農民らは、特に彼らを抑圧する者に対してしばしば問題提起をする立場にある。北京大虐殺の犠牲者の家族らはこの日に向け、彼らが謀反(むほん)をしないようにと入り口に警官を駐屯させた。そしておそらくデモ参加者は、認可された事柄についてのみ叫んだのではなかろうか。中国に行く前には、我々(中国人)が日本人より勝っているという事と、そうしたダブルスタンダードで論じねばならないのだという事を心得よ。

These things are very different in China. The Chinese government decides on its own whether to give modest compensation to the widows of dead miners. Ordinary workers and farmers are often in the position of issuing appeals to the very people who are oppressing them. Families of Beijing massacre victims to this day have police stationed at their doorways, lest they misbehave. And demonstrators may shout only about approved topics. Before we in China decide we are superior to Japan, we must address our own double standards. *


Pu Zhiqiang is a Chinese lawyer. This article was translated by Perry Link from the Chinese.


元記事

*1:China's poor

*2:colonized slaves

*3:rural Chinese

*4:Great Leap Forward

*5:天安門事件

*6

have …'s blood on one's hands ・・・ 人の死[不幸]に対して責任がある(国語辞典 英和辞典 和英辞典 - goo 辞書)

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